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マタギギノ話

様々な情報をちょっとづつ更新します。

金属を食べる細菌

金属をたべる細菌?
偶然見つかった自然の力



みなさんようこそ
マタギギノ話へ



今回、取り上げる内容は


区分け:ニュース
分類:自然


です。



2020年7月17日 CCNニュースで下記のタイトルの記事が紹介されました


金属「食べる」細菌、米研究者が偶然見つける 長年の仮説を裏付け



【これまでの経緯】
驚くべきニュースです。
この発見がなされるまでの100年以上
細菌学者の中では、おそらく金属を食べて、生命をつなぐものもいるだろう。
と予測はされていました。
しかしながら実証された例はありませんでした。
その予測とも言える空論とも言える内容が証明されたのです。



【偶然の発見?】
この細菌は驚くべきことに偶然によって発見された。
発見したのは、
アメリカ カリフォルニア工科大の環境細菌学者 ジャレッド・リードベター教授


偶然①
実験で使用した金属のマンガンを実験後に水道水で満たして放置した


偶然②
教授は学外の仕事で数ヶ月戻らず


結果
放置したガラス容器に黒ずんだ物質が出現
物質を検査したところ、酸化マンガン
それを産み出したのが、この細菌であった。




【細菌はどこから?】
現在のところ、現地の帯水層から組み上げられた水道水の中に存在したと考えられています。



【細菌について】
マンガンをエネルギーとして活動
この細菌はマンガンをエネルギーとして新陳代謝を行い、細胞に必要なエネルギーを引き出している。



マンガンを化学合成
この細菌はマンガンをエネルギーにする際に化学合成を行い、無機物の酸化のエネルギーを使い、二酸化炭素から有機物を合成している。



③おまけ
発見者のリードベター教授は兼ねてから環境工学の問題としてあった酸化マンガンが水土管を詰まらせる問題は、この細菌の仕業と考える。



【まとめ】
まさか金属をエネルギーにする細菌もいるとは驚きです。
かつてヒ素をエネルギーにする細菌が海底で見付かったときもとても驚きましたが、
その時にも勝るとも劣らない驚きを覚えました。

まだまだ世界には我々が想像もしないものをエネルギーにする細菌がいるかもしれませんね。


最後に
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